『判断のしどころ』黒川彰宣
       
     
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『判断のしどころ』黒川彰宣
       
     
『判断のしどころ』黒川彰宣

No.4 2014/3/7 @3331 Art Chiyoda:3331 Art Fair ‒Various Collectors' Prizes-

ロープはほどけば紐になり、紐はほどけば糸になる。どこまでが何でどこからがそうでなくなるのか、「境界」の問いを体現するロープで、世界=空間と自分=身体、生と死の境界とも言える心臓を形づくっている。タイトルまで含めて、問いとコンセプトを秘めた作品は好みのひとつ。

人生は常に判断の連続でできている。その判断に正解はないし、した判断を正解にしていくしかない。別にこれが答えを教えてくれるわけじゃないけど、これから何か判断を迫られるその時々でこの作品を眺めては、「判断のしどころだな」とつぶやいて、きっとその意味を味わうんだろうと思う。

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